新人の頃は仕事を覚えるのに必死で、しんどいことが当たり前だと思っていました。
しかし3年目になった頃に、やりがいとともに残業まみれでしんどいと感じることが増え転職を考えるようになりました。
同じように悩む方の参考になればと思い、私の体験をまとめます。

病棟3年目で感じた辛さ(やりがい搾取と残業の現実)
ナースコール対応に追われた日々
同時にいくつものナースコールが鳴り、優先順位を考えながら動いていましたが、その間に患者さんが転倒してしまうということがありました。
インシデントと残業
幸い大きな怪我はなかったものの、私は大きな無力感に襲われました。周りも同じようにバタバタしていて、誰にも助けを求められない状況。さらにインシデントレポートを残業で書きながら、「また今日も帰れない」としんどさが増していきました。
やりがいの裏にあるもの
患者さんのために頑張っているつもりなのに、自分の気持ちや体力は限界に近づいていました。今振り返ると、それは“やりがい”の言葉で自分を追い込んでいただけだったのかもしれません。
患者さんと向き合う時間がない現実
退院支援や治療方針を考えるためには、患者さんやご家族の思いをしっかり聞くことが大切です。けれど日々の業務に追われ、勤務時間中には十分な時間を取れませんでした。
結局、仕事が終わった後に病室へ行って話を聞くことも多く、その分だけ残業は増えていきました。「患者さんのため」と思いながらも、正直「なぜこれを定時内にできないんだろう」とモヤモヤした気持ちを抱えていました。
将来のライフプランと転職を考えた理由

3年目になって少し余裕が出てきた頃、将来のことを考える時間が増えました。
その時勤務していた病棟とは違う診療科へ転科希望を出して環境を変えてみようとも思いましたが、既に転科希望を出している先輩が数名おり、私の順番はかなり後になるなとも思いました。
結婚・家事・子育てとの両立について
このまま残業続きの生活では家事を十分にできるのか、また、今後結婚して子育てと両立できるのか不安に感じました。
ちょうど数年付き合っていた彼氏がいたので、より現実的に考えるようになりました。
体力面やキャリア
私は貧血持ちだったので、夜勤や残業が続くと体調を崩しがちで、仕事終わりに遊びにいく元気がどんどんなくなっていました。看護師としては働きたいけどこのまま続けていけるのか、この先のキャリアをどう積むのかも悩みました。
転職を意識した瞬間
“今のままでは将来が描けない”“自分のやりたい看護ができない”と思ったことが、転職を考える大きなきっかけでした。
次回、実際にどのように転職に向けて動いたか書いていきます。
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